【体験談&写真有】赤ちゃんのでべそ「臍(へそ)ヘルニア」が治った!治療期間は?

赤ちゃんのでべそ(臍ヘルニア)の画像 病気
赤ちゃんのでべそ(臍ヘルニア)の画像
赤ちゃんのでべそ(臍ヘルニア)の画像

わが家の赤ちゃんのでべそ(臍ヘルニア)の画像

 

こんにちは!いくじモンです。臍トラブル第三弾。

今回は「赤ちゃんのでべそ(臍ヘルニア)」についての処置、体験談を紹介します。

生後1ヶ月頃、赤ちゃんが泣くとおへそ周りが大きく盛り上がりました

始めは気にしていなかったのですが、一向によくならないので病院に行き

臍ヘルニア(へそヘルニア)(正確な病名は”さいヘルニア”)

の治療を受けることになりました。

そして3ヶ月ほど治療を続け、無事に赤ちゃんのでべそを治すことに成功したときのお話です。

臍ヘルニア(出べそ)発見の経緯

それは双子の妹の話です。
我が家は何故か臍トラブルに巻き込まれます(;´д`)
それは、産まれて1ヶ月経った話です。

というか双子の妹産まれてからずっと臍ヘルニアだったのですが、NICU入院中の時も看護士や医師に指摘されなかったので、あたしは体が細いから出てるだけなのかなと思って、あまり気にしなかったというか気にしている余裕も暇もありませんでした。

そして、双子妹は出産から約3週間でNICU.GCUを退院でき、切迫早産で入院中の時、上の子を預けていた夫の実家へ、今回は里帰りしました。

 

里帰りしてからも忙しく、義理母、父と交互に寝る日々でした。

10日過ぎた頃、

夫の父親に「お臍こんなに出てていーのか!?」と指摘されました。

 

よくよく考えてみてそーいえばこんなに出てるのはおかしいのかなと思って、

いつも悩みを相談してる現役GCU勤務の看護士の友達に写メを送ったら、

 

臍ヘルニアだね〜!けっこう大きいね

 臍ヘルニアは、腸の一部がお臍から脱出しちゃってるの。

 異常は異常だけど、赤ちゃんによく見られるし、そんなにすぐにどうこうするものじゃない よ!」
と言うことでした。

臍ヘルニアの原因

臍ヘルニアの原因を調べてみました。
臍ヘルニアとは、いわゆる「でべそ」のことです。この治療法として、昔はテープにより左右の皮膚をよせてヘルニアが出ないようにする方法がありました。この方法は確かにヘルニアを早期に治す効果がありましたが、昔のテープや粘着剤の粗悪さから、皮膚炎を起こすことが多く、徐々に行われなくなりました。
もともとこの疾患は、生後3ヵ月頃に「でべそ」の程度が一番強く、その後、徐々に小さくなり、1才頃までには約80%が自然に治ることが分かっていました。また、そけいヘルニア(脱腸)のような嵌頓を来すことはほとんどないことから、1才まではそのまま何もしないで経過を見て、自然閉鎖しない場合や閉鎖はしたが余剰皮膚のために醜形をきたす場合は、手術を行うようになりました。われわれもこの方針で行っていました。
しかし、経過観察中に他人から「でべそ」の存在を指摘されるなど両親の精神的負担が大きいことや,ヘルニアの増大により「おへそ」が膨隆し,皮膚にたるみが生じ、そのため自然治癒後に「おへそ」の醜形を残すこと,さらにその醜形に対して美容的観点から手術を要することなど多くの問題がありました。そこで「おへそ」に醜形を残さず、早期に自然治癒を促すことを目的に、早い時期からスポンジ圧迫による保存的治療法を行うようになりました。
引用元:昭和大学医学部外科学講座 小児外科学部門 臍ヘルニア
私の子の臍ヘルニアは、普通にしてても出てるのですが、泣くと腹圧でさらに出てきて、泣いてるときに触ってみたら、つけ根が固い感じでした!!

ちょうど2週間後に、産まれた病院でフォローアップ検診があったので、そこで医師に相談することにしました。

病院で臍ヘルニアと診断された

フォローアップ検診の日、赤ちゃんの全身のチェック、腸の動き、股関節のチェックなどをして質疑応答で終了。

おへそについては、お医者さんの先生から何も指摘が無かったのでこちらから質問したら、

「でべそは自然に治る場合も多いから、また次の検診の時に出ていたら対処しましょう。」

圧迫療法もあるけど、今は夏で暑いからお臍を押さえるシールが蒸れて赤くなったりするからね。」とのお言葉。

医師の結論としては、出べそを治している間の皮膚トラブルよりは、何もせず自然に治るなら自然に治した方が良いという結論でした。

私は少し納得できなかったけど、医師がそう言うならまぁいっかと思い、少しモヤモヤした気持ちのままでしたが家路につきました。

 

翌日は、たまたま近所の小児科での予防接種の日でした。

前日のモヤモヤした気持ちがあったので、せっかくなら小児科の先生にも臍ヘルニアの事を聞いてみようと思い、先生に相談してみました。

先生は子供のお臍を診て、

「お母さん、ちょっとお臍押してみて下さい。」と言われたので、

私は恐る恐る赤ちゃんのおへそを押してみました!

 

くにゅくにゅっと出べそを奥まで押すとそこに穴が開いていました。

先生曰く、この穴が日が経つにつれて小さくなるそうです

その時だんだんお臍が凹んでくるらしい。

 

実はこちらの小児科の先生、小児外科も掲げている病院。

だから臍ヘルニアの事も詳しいのだろうと思いました。

すると先生が、「じゃ、お臍を圧迫する治療しましょう。」と

 

私は昨日は違う病院で様子見って言われたから、圧迫療法をやってくれることにびっくり!

流れに任せて、「あっお願いします。」と。

臍ヘルニアの治療法 綿球とテガダーム(絆創膏テープ)で圧迫

先生は、出っ張ったお臍をくにゅくにゅっと抑え込んで、その上から綿球という丸い綿を乗せて、それを透明なテープ(テガダーム)で固定しました。意外と簡単そうな施術でした。

 

赤ちゃんのでべそ(臍ヘルニア)のスポンジ圧迫法

赤ちゃんのでべそ(臍ヘルニア)のスポンジ圧迫法

 

そして、「週一回張り替えに来てください。」と言われました。

綿球とテープ(テガダーム)は一週間ごとに張り替えるそうです。

臍ヘルニアの圧迫療法をする期間

今回のように、綿球(スポンジ)で圧迫する自然治癒の場合:2、3ヶ月

※ちなみに、綿球で圧迫せずに完全に無治療の自然治癒の場合は「半年」ほどかかるそうです。

 ここにスポンジ圧迫法をした場合と無治療経過観察の場合を比べたデータがあります。
スポンジ圧迫法の治療期間は29~279日(平均79日)で、治療開始が生後2ヵ月頃であることから、生後4ヵ月頃には治癒していたことになります。また、無治療経過観察した場合に自然治癒が認められるのは、生後約8ヵ月で、このことからスポンジ圧迫法は自然治癒を促す効果があるといえます。
当科での臍ヘルニアに対する治療方針は、「おへそ」が激しく膨らまないうちに、できるだけ早くスポンジ圧迫法を開始することを勧めています。

ただし、スポンジ圧迫法は、自然治癒を促す治療法ですので、自然治癒が望めない時期には、手術適応があると考えます。いつ頃まで自然治癒が期待できるかということは諸家により意見が分かれるところですが、当科では2歳以上は、自然治癒が望めないと考え、手術をすすめています。

引用元:昭和大学医学部外科学講座 小児外科学部門 臍ヘルニア

自宅でスポンジ圧迫法をしてみた

私は、毎週張り替えに行かなきゃならないのか。。

まだまだ自分の睡眠時間も1時間もまとめて寝れないまま、双子の世話、さらには上の子の世話もあって、こんな状況でワンオペなんて不可能!!

そんな時に週一回三人を連れて病院通院なんてムリムリ

という事で、次の張り替えの時に、夫が先生に事情を話しました。

 

すると、先生から「テープ(テガダーム)は近所の薬局で売っているので買ってください。綿球(スポンジ)はあげますよ!」と言っていただき、綿球をもらって帰ってきました。

ちなみに、テープ(テガダーム)を近所の薬局に探しに行ったのですが同じものは見つからず、結局Amazonで見つけたので買いました!さすがAmazon恐るべしです。

それから週末にお風呂上がりの張り替えを夫がすることになりました。(笑)

テガダーム(救急絆創膏)の紹介

テガダーム HP トランスペアレント ドレッシング スモールパック

製造者:3M(スリーエムジャパン)

 

テープは(テガダーム)20枚入りで約2000円程で買えました。
週に1回張り替えるだけなので、1箱だけ買えば足りると思います。
(治療期間は平均3ヶ月以内)

 

綿球の紹介

生後数ヶ月までの赤ちゃんに合うサイズの綿球はこちらです。(詳しくはお医者さんに聞いてみてください)

 

 

 

※スポンジ(綿球)とテガダームの張り替えは、医師の指導に従ってください。医師の指導なしに圧迫療法を行うことは危険ですので注意してください。

 

時々、予防接種に行ったとき、またまた違う病院でも張り替えてもらう事ができたので、小児科ならどこでも処置してくれるくらいメジャーな方法なようです。

毎週末、テガダームと綿球を取ったらお風呂でよくお腹を洗って、乾燥させてから処置をしました。

完治(治療開始から3ヶ月後)

あんなにでっぱていたお臍が、押さえなくても、お臍が凹みました。

けっこう簡単な処置のわりにきれいになるものだと感心しました。

ちゃんと余分な皮膚の皮も抑え込んでいたので、臍突出症にもならず、きれいになりました

また、私の子供は、お腹が蒸れたりしなかったので、あせもや赤くもならなかったです。お肌が敏感や季節によっては肌荒れするかもしれませんのでお風呂の時やおむつ替えの時観察してみてください。

こちらが出べそが完治した写真です。おへそ周りの皮膚の伸びもなく、おへそも全然でべそではなくなっているのがわかります。(赤いのはお風呂上りにベビーローションを塗った痕なので気にしないで下さい。)

赤ちゃんのでべそ(臍ヘルニア)の完治画像

赤ちゃんのでべそ(臍ヘルニア)の完治画像

 

感想 でべその圧迫療法は早くやって良かった

出べその治療は、医療関係者の中でとても意見が割れるものだと感じました。

自然に治るのを待つか?圧迫療法か?

 

私は、2歳くらいまで待たずに治療してもらって良かったと思いました。

 

もし、様子見と言われて出べそをそのままにしている方は、試しに違う病院へ行って他の医師の意見も聞いてみてはどうでしょうか?

治りきらず、後々手術するなら早めに治した方が私は良いと思います。

それでは、お臍トラブル第3弾「赤ちゃんの出べそ(臍ヘルニア)」でした。

 

他に、臍肉芽腫(さいにくげしゅ)・おへその黒ずみのことも体験談ありますので、赤ちゃんのお臍トラブルこういうものがあるんだなと知っておくと次の子の時にも役立ちますよ☆

良かったら見てみてください(^U^)/

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