壮絶4ヶ月【切迫早産入院体験談】短い子宮頸管でも早産対策して双子を無事出産!

切迫早産で入院中に上の子がお見舞いに来てくれました マタニティライフ
切迫早産で入院中に上の子がお見舞いに来てくれました♪久しぶりに一緒にぐっすり(^▽^)/

21w~29w 不安の中、早産対策を頑張る

妊娠された方はご存知だと思いますが、妊娠21週目~妊娠22週目は、流産と早産の境界線となっており、もしも21週で出産となると医学的には流産と呼ばれます。

私は妊娠21週(妊娠5か月)で子宮頸管長が臨月(妊娠10ヶ月)の妊婦さんと同じ長さでした。

大変だ!大変だ!このまま双子の赤ちゃんが出てきてしまったらどうしよう!と焦りました。

次に頭に浮かんだことは、これから上の子の面倒を誰がみるのかということでした。

・パパ?(朝から夜まで仕事なので不可能)

・保育園(朝はパパが送迎可能だけど、夕方は誰も迎えに行けない)

・児童養護施設(一番現実的か?保育士、看護師資格の先生もいるし面会にも連れてきてくれるらしい。でも、、まだ2歳なのにちょっとかわいそう)

結果、夫の実家(夫の父親・母親)に預けるという選択にしました。夫の実家は地方なので、これから夫は病院と上の子の面倒を見に地方(片道3時間)の実家を頻繁に行き来することとなったのでした。

私は心配ではありましたが、選択肢はもうなかったので泣く泣く夫の実家に預けることに。今思えば、離れていたからこそ安静生活に集中できたのかもしれません。上の子とは月に1回4日間程義両親と滞在してくれて病院まで連れてきてもらいました。

早産対策と安静生活(21週6日~29週6日)

子宮頸管長が15mmと言われた翌日から入院です。私は病院ロビーから病棟まで、さっそく車いすで移動。まずは安静度を言い渡されます。

私は、看護師さんから「安静度は3ですね~」と言われました。安静度による違いはこんな感じです。↓

 安静度3:トイレ・お風呂・洗面所は自力で歩いてOK(全部10m以内)

      売店・面会室(病室から距離的に遠いので車いすで移動)

      お風呂は週2,3回(お腹が張ってしまうので)

 安静度2:トイレ・お風呂・洗面所すべて車いすで移動

      お風呂は週1,2回

 安静度1:移動禁止!!ベッドに寝たまま排尿も行う。

私は、「こんな状況でも安静度3でいいんですか!?」と驚きましたが、かなり週数が早いということと、双子であるというリスクがあるので、自分自身で安静を心掛け一日中ベッドで寝ている態勢を取り、ごはんを食べる時間だけベッド上に座る姿勢をとるだけにとどめました。

幸い早産につながるお腹の張りはなかったので、一日中寝ていれば子宮頸管長を維持することができました。

病院での治療

私の病院では、膣洗浄という治療がありました。そんな大ごとではなく膣の中を綺麗な水で洗浄して膣内を清潔にしておくというものです。これをしておくと早産のリスクが下がるそうです。

私はおりもの検査で、早産につながる細菌の数値が高いということで、先生達から、毎日の膣洗浄の時にミラクリッドという薬を使ったらどうかと提案がありました。その薬を使うと頚管長を短くしているおりものの中の菌を抑制させる効果があるそうです。

しかし保険適用外の薬の為、自費になり、5回で1500円程です。と言われました。

 

私は、値段もそんなに高くないし早産対策になるならと承諾し、まずは試しに1週間使って数値の変化を診てみましょうとなりました。

 

そして、1週間後、、薬の効果のおかげかおりものの細菌の数値が下がりました。

しかし定期的に使うと耐性菌が出来て使えなくなるのを考慮して、一回数値が下がると次からは使わず、また数値が上がってくると使うという形でした。

在胎週数と生存率

この情報は、ネットでいろいろ調べたうえで、一番信頼できそうな総合周産期母子医療センターさんのホームページの「よくあるご質問」のページを参考にさせてもらいました。

入院中の病院の先生も同じようなことを言ってました。

 

私たち家族の目標は、まずは胎児の生存率が劇的に上がると言われている24週を第一目標、障害は出ることがあるかもしれないけど生存率的には心配がぐっとなくなる28週を第2目標とすることにしました

夫は、このページを私が入院中に何度も何度も読み返していたそうで、「1週・・また1週と妊娠週数が増えるたびに勇気をもらったことを昨日のことのように思い出す」とのことです。

私は、毎日毎日「早く明日になって欲しい」と何とも言えない不安な気持ちになることもあったけど、心配事はストレスになるので「なるべく何も考えない」ように心がけ、無事1日が過ぎてお腹の中の双子の赤ちゃんが少しずつでも確実に大きくなっていく日々が嬉しかったことを思い出します。

N I C U(新生児)

    • 早産で生まれました。助かる率はどのくらいでしょうか?
      Ans.在胎週数や体重、生まれたときの状態や持っている病気によって違いますが、下の表に在胎週数、出生体重別におおよその助かる率をあげておきます。
      在胎週数

      在胎週(週) 22 23 24 25 26 27 28 29 >30
      生存率(%) 30 50 80 85 90 >90 >95 >95 >95

      出生体重

      出生体重(g) <500 500
      -750
      750
      -1000
      1000-1500 1500
      -2000
      >2000
      生存率(%) 50 70 90 >95 >95 >97
  • 後遺症の心配はありますか?
    Ans. 早産の赤ちゃんが発育していくうちにみられる後遺症には、言葉や精神の発達の遅れ、手足の運動の障害などがあります。 助かった子のなかで、早産の赤ちゃんの障害の率はおよそ次のようです。

    出生体重 後遺症の率
    <1000g 10-20%
    1000-1500g 5-10%
    1500-2000g <5%
    2000g <5%

    後遺症はごく軽いものから重いものまで含まれます。 入院中の経過である程度予想できるものもありますが、脳波やCT、MRIなどの検査ですべてのことがわかるわけではありません。 一番大事なのは、赤ちゃん自身の成長や発達の具合です。 これについては退院したあとの外来で赤ちゃんの様子をみせていだだきます。

引用元: 総合周産期母子医療センター(横浜市立大学附属市民総合医療センター)

切迫流産,早産入院の目安

私が入院していた病院は、NICUとGCUを完備した病院であったため、双子だからといって何も問題がなければ管理入院させません。
なぜかというと、私のようなハイリスク妊婦の受入や他の病院からの転院妊婦さんが多いからです。なので入院している患者さんはハイリスク妊婦さんばかりでした。
実際、他にどんな妊婦さんが入院してるんだろう?と思い、膣洗浄を待ってる時や歯みがきをしに行くときにほとんどの方にさりげなく聞いてみたところ、
入院時期 は妊娠24週~ 30週(単生児でも双生児でも)までの妊婦さん
入院の原因は、子宮頸管長が短くなっているため(24週あたりで子宮頸管の長さ 10㎜~10㎜未 満)や前置胎盤で出血したためなどでした。

車イス生活率 は15人中 約3~4人

( 何かと手が必要となるため看護士や看護助手の人数との兼ね合いで決まってる感じを受けました。)

一時退院時期できるのは32~36週くらいと説明されているようでした。

他の入院患者さんたちと話をしてみて、私も今は妊娠21週でまだまだ切迫流産の時期で危ないけど、張りがなくケイカン長が15㎜あるのはこの病院では長い方だから30週以降まで希望が持てそうな変な自信がでてきました(笑)

長い間入院していたけど、入院当日にロビーから車イスで病棟に来た患者は私くらいだったなぁ(笑)
まぁ念には念を押しといて損はなかったです。

(おまけ)入院生活の日課

6時:起床 その後採血などを行うことも

8時:朝食

9時~12時:NST30分、膣洗浄(細菌対策)

12時:昼食 その後はテレビなどでリラックス

15時~20時:面会時間

18時:夕食

21時:消灯(22時まではテレビOK)

22時:就寝

それと、週1で内診エコーを実施。子宮頸管長や子宮口の開き具合を計測。

毎週内診してもらえる安心感はありましたが、子宮頸管長を測るときはときはドキドキです!どうか短くなっていませんようにと必死で祈っていました(*´ω`*)

自分流早産対策

①必要最低限しか起き上がったり歩いたりしない。(面会者や先生と話をするときも寝ていました。)

②腕を上げても腹圧が掛かってしまうので、本は読まず娯楽はテレビのみ。

③お風呂は座って15分以内を目標。

④トコちゃんベルトⅡをしてなるべく骨盤が開かないようにした。

トコちゃんベルト2での早産対策体験記事はこちら

⑤ストレスになるので心配事はしない。心安らかに過ごす!!これが一番大事でした!

 

さて、いよいよ点滴生活が始まります^^;

次ページ:30w~35w リトドリン(ウテメリン)点滴開始!

コメント

  1. ゆい より:

    20週の頃から頚管長が13〜20mm、今24週で12.8mm。

    頚管長が短くても出産を迎えることが出来る可能性があるのだと、とてもこのブログで励まされました。

    何より早産や後遺症のリスクがどれぐらいなのか、数値として表にして頂いていた事で必要以上の不安を感じて過ごす方がストレスだと前向きな気持ちになれました。

    貴重な経験談を残していただきありがとうございました。

    • いくじモン より:

      ゆいさん

      コメントありがとうございます。お返事遅くなってすみません。
      20週台はとても不安でした。毎日カレンダーを見て、一日づつ月日が経つことをありがたく、
      早く赤ちゃんが生まれても大丈夫な週数になって欲しいなと祈るように過ごしていたことを思い出しました。

      そろそろ30週に近くなった頃と思いますが、点滴なしで過ごせていられればいいなと思いお返事を書いています。
      またわからないことなど、聞きたいことありましたらコメント頂けると嬉しいです♪

      私は”心安らかに”と看護師さんに言われ、不安な時も楽しいことを考えて過ごしていました。
      ゆいさんも無事に赤ちゃんに会えるように応援しています!!